目的
お薬カレンダーとは、処方されたお薬を決められた分量を守って服用することができるように開発された一種の収納用品です。曜日や時間帯ごとにお薬をポケットに入れて管理できるカレンダーで、毎日飲むお薬をあらかじめ入れておくことで、飲み忘れの防止になります。壁に掛けて使用できるので収納にも困らず、薬の服用時間や摂取量を記録することができます。老人ホームや、介護施設といった現場では、入居者や患者さんに代わり、職員が服用するお薬を管理する目的でも使用されています。
使用方法
日付と曜日
カレンダーの各日には、日付と曜日が表示されています。これにより、薬の服用スケジュールを日にちや曜日ごとに把握することができます。
服用時間帯
カレンダーの各日の欄には、薬の服用時間帯(朝昼夜寝る前)のカードが入れられ、英語表記等カスタマイズできる形で表示されます。薬の種類や量によって服用する時間が異なる場合があります。
メリット
①薬の服用スケジュールの管理
お薬カレンダーを使用することで、薬の服用スケジュールを簡単に管理することができます。日付や曜日ごとに服用時間や摂取量を記録し、薬の服用を見逃すことなく行うことができます。薬を飲む回数によってカードを入れ替えて1週間、2週間、1ヶ月の管理ができ
使い方は自由自在です。
②薬の忘れや重複服用の防止
お薬カレンダーに服用時間を記録することで、薬の忘れや重複服用を防止することができます。カレンダーを参照しながら、正確なタイミングで薬を摂取することができます。
毎日必ず行く場所(台所、洗面所)や目に付きやすい場所に掛けておくことで、飲み忘れ防止の効果がより高まります。
③薬の効果や副作用の把握
お薬カレンダーを使用することで、薬の効果や副作用の変化を把握することができます。便利なホワイトボード付きでスケジュール管理やメッセージボードにもお使いいただけます(マーカーペン付属)服用した薬やその効果、副作用などをカレンダーに記録することで、医師や薬剤師との相談や調整がしやすくなります。
④薬の残量の管理
お薬カレンダーを使用することで、薬の残量を把握することができます。カレンダーに服用した日付や摂取量を記録することで、薬の再調達や補充のタイミングを把握しやすくなります。
⑤定期的な薬の摂取をサポート
お薬カレンダーを使用することで、定期的な薬の摂取をサポートすることができます。指が入りやすい28ポケット5cmX8cmのポケットは指が入りやすく出し入れしやすい設計です。ホワイトボードに記録された服用時間や摂取量をもとに、薬の摂取を継続することができます。また取り外し可能な大きな収納ポケット付属してあるため、お薬手帳や体温計などたくさん収納でき服薬周辺の管理もサポートします。
⑥医療プロフェッショナルとのコミュニケーションの支援
お薬カレンダーに記録された情報は、医師や薬剤師とのコミュニケーションをサポートするために役立ちます。正確な情報をもとに、薬の効果や副作用、服用スケジュールについての相談や調整が行えます。
以上がお薬カレンダーのメリットです。薬の服用スケジュールの管理や忘れや重複服用の防止、薬の効果や副作用の把握、残量の管理など、正確な薬の摂取をサポートするために、お薬カレンダーの活用を検討してみてください
デメリット
①手間と時間の負担
お薬カレンダーを適切に管理するためには、日々の服用情報を正確に記録する必要があります。毎回服用するたびにカレンダーを更新する手間や時間がかかる場合があります。
②記録の漏れや誤りの可能性
人間のミスによって、お薬カレンダーに記録の漏れや誤りが生じる可能性があります。うっかり忘れたり、正確な情報を記録し忘れたりすることがあるかもしれません。特にお薬カレンダーはあらかじめ決まった服用スケジュールや量を基にして作られます。しかし、薬の変更や追加があった場合、カレンダーの修正や再設定が必要になります。
これらのデメリットを考慮しながら、お薬カレンダーの使用を検討することが重要です。自身の状況や薬の摂取に関するニーズに合わせて、最適な方法を選択することが望ましいでしょう。
注意点
①正確な情報の入力
お薬カレンダーには正確な情報を入力することが重要です。日付、曜日、服用時間、摂取量などを間違えないように注意しましょう。誤った情報を入力すると、薬の服用スケジュールや管理に混乱を招く可能性があります。
②カレンダーの更新と管理
お薬カレンダーは常に最新の情報を反映させる必要があります。定期的にカレンダーを更新し、服用した薬の情報を追加・修正するようにしましょう。また、カレンダーの保管や保管場所にも注意し、紛失や破損を防ぐようにしましょう。
③医師や薬剤師、看護師との相談
お薬カレンダーの使用に関しては、専門職との相談を行うことが重要です。薬の種類や服用スケジュールによっては、特別な注意や調整が必要な場合があります。専門家のアドバイスを受けながら、正確な情報をもとに薬の管理を行いましょう。
④薬の残量の確認
お薬カレンダーは薬の残量の管理にも役立ちます。定期的に薬の残量を確認し、再調達や補充のタイミングを把握するようにしましょう。薬が不足した状態でカレンダーに記載された服用スケジュールを継続することは避けるべきです。
⑤薬の変更や追加に対応
薬の変更や追加があった場合、お薬カレンダーの修正や再設定が必要になります。新しい薬の情報や服用スケジュールを正確に反映させるようにしましょう。また、薬の変更や追加に関しては医師や薬剤師との相談を行い、適切な管理方法を確認しましょう。
以上がお薬カレンダーの使用の注意点です。正確な情報の入力や更新、医師や薬剤師との相談、薬の残量の確認などを適切に行いながら、お薬カレンダーを活用しましょう。