楽らくハンド ショート
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リーチャーは、福祉用具の一種であり、手の届かない場所にある物を取ったり、届かない場所から物を運んだりするための道具です。長い柄に取り付けられたクロー(爪)とシリコンゴムが付いており、それを操作することで手の届かない場所の物をつかむことができます。

リーチャーは、身体的な制約を持つ人々にとって非常に便利な福祉用具です。例えば、車いすに乗っている方や高齢者や身体障害者は、身体の柔軟性や力の低下によって、床に落ちた物を拾ったり、高い場所の物を取ったりすることが難しいことがあります。そうした場合に、リーチャーを使うことで自立した日常生活を送ることができます。物を取る際に無理な姿勢をとらずに済み、腰や膝への負担の軽減が期待できます。リーチャーは、自立した生活をサポートするための有用な福祉用具として広く利用されています。

使用目的

リーチャーは、手の届かない場所にある物を取り扱うために使用されます。高い場所や地面に落ちた物、手の届かない場所の物などをクローと先端のシリコンゴムを使ってつかみ、取ることができます。リーチャーを使うことで自分で物を取ったり、届かない場所にある物を取ったりすることがでるために人の手を借りる機会を減らし自立した日常生活へ繋がります。介助者の負担軽減だけでなく リーチャーを使うことで、無理な姿勢や重い物を持つことなく物を取ることができます。腰や膝への負担を軽減し、使用者本人の身体への負担を最小限に抑えることができます。

高い場所にある物を取る際には、踏み台やバランスを崩す等のリスクをリーチャーを使うことで、リスクを軽減し安全に物を取ることができます。

使用方法

①リーチャーの準備

リーチャーを使う前に、まずはリーチャーを準備しましょう。クロー部分が正しく取り付けられているか確認しましょう。

②物のつかみ方

リーチャーを使って物をつかむ場合、まずはリーチャーのクローを目的の物に近づけます。それから、リーチャーの操作ボタンやトリガーを使って、クローを閉じて固定します。

③物の取り方

リーチャーを使って物を取る場合、クローを目的の物にしっかりとつけ、リーチャーをゆっくりと引き寄せます。物をつかんだら、リーチャーをゆっくりと持ち上げ、目的の位置に移動させます。

④物の移動や操作

リーチャーを使って物を取った後は、必要に応じて物を移動させたり操作したりすることもできます。高い場所にある物を取った後は、低い場所に置いたり、手渡したりすることができます。操作に慣れるとペットボトルはもちろん、卵やティッシュペーパーなども掴むことが可能です。また握り部分はマグネットになっているためにクリップやネジなど掴みにくいものも磁石の力で拾うことも可能です。物を掴む、マグネットに張り付ける、ボタンを押すなど生活の中で必要な操作に対しサポートします。

⑤リーチャーの保管

使用が終わったら、リーチャーをきれいに拭き、必要に応じてクローの清掃を行います。 

メリット

 ①自立した日常生活

リーチャーを使うことで、手の届かない場所にある物を自分で取ることができます。高齢者や身体障害者など、身体的な制約を持つ人々も、リーチャーを使うことで自立した日常生活を送ることができます。

②負担軽減

リーチャーを使うことで、無理な姿勢や重い物を持つ必要がありません。腰や膝への負担を軽減し、身体への負担を最小限に抑えることができます。

③安全確保

高い場所にある物を取る際には、踏み台やバランスを崩すリスクがあります。リーチャーを使うことで、安全に物を取ることができます。

 ④多機能性

リーチャーには、クロー、磁石、などさまざまな機能があります。これにより、さまざまな形状や重さの物をつかむことができます。  リーチャーは、物を取るだけでなく、届かない場所の物を移動させたり、引っかけたり、押したり操作したりすることが可能です。高所作業の代替としても活用できます。

以上のようなメリットがあり、リーチャーは身体的な制約を持つ人々にとって、自立した生活や安全な日常生活をサポートする有用な福祉用具として広く利用されています。

デメリット

①制限された操作

リーチャーは、手や腕の長さを補うための道具ですが、それにも限界があります。特に、高い場所や、手の届きにくい場所以外の物を取る場合には、リーチャーの長さや操作性の制約があります。リーチャーを使って物をつかむためには、正確な操作が必要です。特に、クローの開閉や重い物の移動、磁石の固定などをうまく操作する必要があります。操作が難しい場合、物を落としてしまう可能性もあります。重い物や大きな物を取る場合には限界があり、特定の形状や表面の物にはクローがうまくフィットしないことがあります。

②持ち運び

リーチャーは一般的に軽量で持ち運びがしやすいですが、長さの伸縮がないため、持ち運び時にはかさばることがあります。

以上のようなデメリットが考えられますが、使用目的や個々のニーズに合わせて適切なリーチャーを選ぶことで、デメリットを最小限に抑えながら、利用価値を最大化することができます。

注意点

①使用する前に確認

リーチャーを使用する前に、製品の状態を確認しましょう。特に、クロー部分が正しく取り付けられているか、異常はないかを確認しましょう。

②適切な使用方法を学ぶ

リーチャーの使用方法について、製品に付属する取扱説明書を必ず読み、適切な使い方を学んでください。正しい使い方を知ることで、効果的かつ安全にリーチャーを使用することができます。

③負荷制限に注意

リーチャーには負荷制限がありますので、それを超える重い物を取らないようにしましょう。リーチャーが破損したり、安定性が低下したりする可能性があります。

④クローの使用時の注意

リーチャーのクローを使用する際には、物をしっかりとつかんだ状態で操作してください。物を滑らせたり、落としてしまったりしないように注意しましょう。

 ⑤維持と清掃

リーチャーは定期的なメンテナンスが必要です。使用後には、リーチャーをきれいに拭き、クローの清掃を行いましょう。また、必要に応じて部品の交換や修理を行って、リーチャーの機能を維持しましょう。

以上の注意点に留意することで、リーチャーを安全かつ効果的に使用することができます。また、個々の状況や能力に合わせて適切なリーチャーを選ぶことも重要です。

説明

楽らくハンド ショートタイプ

メーカー名

インタージェット

仕様の一覧はこちら

サイズ

全長55cm、重量150g

材質

アルミ、ポリアミド樹脂