セニアカー スズキ ET4D-A 
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おすすめポイント

車やバイクなどモータースポーツでも活躍する【スズキ】

そのスズキから販売されているセニアカー

【スズキ ET4D-A】

安心安全な屋外活動をサポートします!

シルバーカーとは

「セニアカー」とは、高齢者やシニア世代向けに設計された自動車のことを指します。見た目から原動機付自転車や電動自転車と間違われたり便宜上自動車と表現しますが、法令上では歩行者として扱われます。そのため、運転免許を取得する必要もないのです。シニアカーとも呼ばれ、高齢者の身体的な制約や運転能力の低下に配慮し、快適性や安全性を重視した設計がなされています。 

目的

①自立支援

高齢者の身体的特徴として運転能力の低下など移動手段の制約に直面することがあります。シニアカーは、高齢者が自分自身で自立して移動できるようにするための手段として設計されています。

②快適性の提供

シニアカーは、高齢者の身体的な制約を考慮し、乗り降りしやすい設計や広い室内空間など、快適な移動環境を提供します。「傾斜お知らせ機能」や「音声案内」などの安心のための機能を採用されております。

③安全性の確保

高齢者は運転能力が低下することがあり、交通事故のリスクが高まることがあります。乗り降りしやすいシートや、運転支援システム(走行距離、定期点検、傾斜注意、充電案内、バッテリー残量等を表示)が搭載されており安全性を確保している点がセニアカーの特徴です。

④社会参加の促進

シニアカーは、高齢者が社会活動や趣味の場に参加するための移動手段としても活用されます。高齢者が自由に移動できることで、社会への参加意欲や生活の質を向上させることが期待されます。

使用方法

シニアカーの使用方法は、一般的な自動車と同様で

1.キーを差して電源スイッチ『入』に入れます

2.ディスプレイが点灯している事を確認

3.速度設定ノブを調整(1〜6km/hの6段階を任意で調整)

4.前後進切り替えスイッチを設定

5.アクセルバーを押し下げる。レバーの加減で速度を調整します。

6.曲がる際にはウィンカーボタンを押しハンドルを進行方向に切ります。時速4.5kmを超える速度で走行している場合、ハンドルを切った角度に応じて自動的に時速4.5kmまで減速します。

基本的な操作に加えて、音声案内があり運転中やバッテリーの残量低下等の案内が受けられます。

高齢者の特性やニーズに合わせていくつかのポイントに留意する必要があります。以下に使用方法のガイドラインを挙げます。

適切な運転者: シニアカーを利用する際は、高齢者自身が運転できる能力を持っていることが重要です。認知症状や、高次脳機能障害等には対応しないこともあります。

安全運転の心掛け: 高齢者は運転中の注意力や反応速度が低下することがありますので、安全運転に心掛けましょう。適切な速度で運転し、道路交通法の定める交通ルールを守ることが重要です。

メンテナンスの定期的な実施: シニアカーのメンテナンスは定期的に行いましょう。バッテリー残量やタイヤの状態やオイル交換、ブレーキの点検など、車の状態を確認して安全性を確保しましょう。

これらの使用方法を守ることで、シニアカーを安全かつ効果的に利用することができます。

メリットとデメリット

メリット

①自立した生活

シニアカーを利用することで、高齢者は自分自身で独立して移動できるため、自立した生活を送ることができます。約30kmの連続走行距離があれば外出や買い物など、日常の活動に自由度が増します。

②快適な移動環境

シニアカーは、高齢者の身体的な制約や快適性を考慮して設計されています。乗り降りしやすい低床車や広い室内空間、快適なシートなど、快適な移動環境を提供します。

③社会参加の促進

シニアカーの利用により、高齢者は社会活動や趣味の場に参加する機会が増えます。友人や家族との交流や外出がより容易になり、社会への参加意欲や生活の質を向上させることができます。

④経済的な利益

高齢者が自動車を所有する場合、タクシーや公共交通機関を利用するよりも経済的な利益があります。シニアカーの燃料費や維持費は、一般的にタクシーや公共交通機関の利用費よりも低くなる場合があります。

デメリット

①運転能力の低下

 高齢者は一般的に運転能力が低下する傾向があります。反応速度や注意力の低下などが原因となり、交通事故のリスクが高まる可能性があります。

②維持費や保険料

自動車の維持費や保険料は負担が大きい場合があります。燃料費やメンテナンス、修理費なども考慮しなければなりません。シニアカー(セニアカー)を利用するにあたって、賠償保険、補償の保険に入る義務はありません。しかし、万が一に備えて、保険に入っておくことでシニアカー(セニアカー)を運転していて事故にあった場合に保険が適用されます。

 対人対物賠償

シニアカー(セニアカー)を運転していて、なんらかの理由で他人や物にあたってしまって、怪我を負わせたり、物を壊した場合です。

自分補償

シニアカー(セニアカー)を運転していて、なんらかの理由でご自身が負傷したり、自シニアカー(セニアカー)が壊れた場合です。
自分補償の中には、人に対して(ご自身の負傷)と車に対して(シニアカーの故障)の2つに別れます。

それぞれ、補償金額、適用範囲などを選択して保険に入ります。

③駐車場の問題

高齢者がシニアカーを利用する場合、駐車場の確保が課題となることがあります。特に都市部などでは、駐車場のスペースが限られているため、駐車場探しに時間や労力を費やすことがあります。

④車両の制約

シニアカーは高齢者のニーズに合わせて設計されていますが、それでも車両の制約があることを理解する必要があります。例えば、車内への乗り降りや操作のしやすさには工夫がされていますが、全ての高齢者のニーズに完全に対応するわけではありません。

④運転への依存

シニアカーを利用することで、高齢者は自動車に依存することになります。運転ができなくなった場合や車が利用できない場合には、他の移動手段を見つける必要があります。

これらのデメリットは、高齢者がシニアカーを利用する際に考慮すべき点です。個々の状況やニーズに応じて利用のメリットとデメリットを比較し、適切な判断をすることが重要です。

注意点

シニアカーの利用に際しては、以下の注意点を考慮する必要があります。

①適切な運転能力の確認

高齢者は運転能力が低下する可能性がありますので、定期的に運転能力を確認することが重要です。自己評価やドライブテスト、医師の診断などを通じて、自分自身の運転能力を客観的に判断しましょう。

②適切な車両選択

シニアカーを選ぶ際には、高齢者の身体的な制約やニーズに合わせた車両を選ぶことが重要です。低床車や操作のしやすい車、運転支援システムが搭載された車など、自分に合った車両を選びましょう。

③安全確認

シニアカーに乗る前に、車両の安全性を確認してください。タイヤの空気圧、ブレーキ、ヘッドライトなどの各部品を点検し、必要なメンテナンスを行ってください。

④交通ルールの遵守

シニアカーを運転する際は、交通ルールを遵守して安全な運転を心掛けてください。速度制限を守り、信号や標識に従って運転してください。

⑤予防措置の取得

長距離移動をする場合は、適度な休憩を取ることが大切です。疲労や眠気を感じた場合は、安全のために休憩し、運転を続ける前に十分な休息を取ってください。

まとめ

体の不自由から外出を我慢しなければならないということは大きなストレスとなり、更なる廃用症候群(運動不足や認知機能の低下など)につながる可能性があり、心身への負担がはかり知れません。

社会との繋がりを持つ、外気に触れる、他社との交流を持つ、買い物を楽しむなどは健康には無くてはならない行動です。

セニアカーを活用するということは健康への投資であり、充実した毎日を送るための大事なパートナーとも言えます。

注意点を守りつつ、ぜひ活発な日々のパートナーとしてご検討ください。

サイズ・重量

重量本体重量:68kg

総重量(バッテリーを含む):100kg

規格

○寸法:全長1195×全幅650×全高1145mm

○モーター(30分定格出力):DC24V360W×1個

○バッテリー(5時間率):シールドタイプ SC38-12(12V・35Ah)×2個

○タイヤ(前・後輪):3.00-4-4PR パンクレスタイヤ

○駆動方式:後2輪直接駆動方式(デフ付き)

○シート寸法:幅420×奥行400×バックサポート高450mm

○最高速度:(前進)1〜6km/h、(後進)1〜2km/h

○実用登降坂角度:10°

○連続走行距離:31km  ※1

○最小回転半径(最外側):1450mm

○段差乗り越高さ:75mm

○溝乗越幅:100mm

○使用者最大体重(積載物含む):100kg

※1 連続走行距離は、JIS T 9208:2016で定められた条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、路面状況等)や運転方法(急発進、ランプ使用等)に応じて連続走行距離は異なります。https://kikakurui.com/t9/T 9208-2016-01.html

取り扱い説明書

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