おすすめポイント
オシャレなデザインでながら耐荷重はレギュラーサイズが140kg、プチサイズで100kg!!
サイズも3種類で子ども~大人まで様々な体系に適応しているため、自分に合ったサイズ選択が可能!
もち手もこだわった材質で、ソフトですべりにくく、持ちやすい形状!
付属ストラップをつけるとちょっと手を離すときに便利!
※効果には個人差があります。
目次
ロフストランド杖とは
ロフストランド杖(Lofstrand crutch)は、歩行補助具の一種で、腋の下に挟んで使用する杖です。アームサポートとも呼ばれることがあります。
ロフストランド杖は、片手で持ち、腋の下に装着するリストバンドがあります。杖の下端は地面に接地し、上端は手で掴む部分となっています。この設計により、手と腋の力を利用して歩行補助を提供します。
目的
①歩行補助
下半身の不調やにより足の支持が得られづらい方に対して、歩行の補助を提供するために使用されます。例えば、片脚の義足を使用している人や片脚の筋力が弱い人などが、バランスを保ちながら歩行するために使用します。
②安定性の向上
歩行時の安定性を向上させるために使用されます。片脚の筋力やバランスが不安定な場合に、杖を使って重心をサポートし、転倒やスリップを防止します。
日常生活のさまざまな活動において、安定性やバランスのサポートを提供します。例えば、立ち上がる、座る、階段を上り下りするなどの動作をサポートするために使用されます。
④リハビリテーション
片脚の筋力やバランスの回復を促すために使用されることもあります。例えば、片脚の手術や怪我の回復中に、杖を使って歩行訓練を行うことがあります。
これらの目的により、ロフストランド杖は日常生活のさまざまな活動において、安全かつ快適な移動をサポートする役割を果たします。
使用方法
ロフストランド杖を使用する前に、自分の身長に合った適切なサイズのものを選びます。杖のトップ部分は手首の高さに来るように調整しましょう。
トールサイズは適応身長160〜190cm程度
レギュラーサイズは適応身長140〜170cm程度
プチサイズでは適応身長130〜160cm程度
となり各サイズ共9段階の調整が可能です。
②正しい手の位置へのグリップ
ロフストランド杖を使う際には、杖のグリップ部分を正しい手の位置に持ちます。一般的に『身長÷2+3㎝』と記載されていることが多くグリップ部分を上記の計算に合うように調整が必要になると使用しやすいかと思われます。杖を持つ手は、手首を自然な角度で曲げ、指はグリップにしっかりと押し当てるようにします。
歩き方
ロフストランド杖は、歩行する側の反対側の手に持ちます。つまり、右足で歩く場合は左手に杖を持ちます。杖を持つ手は、体の横に落とすようにし、杖の先端を地面に垂直に置きます。
例)右足が苦手な場合
1)ロフストランド杖を左手に装着
2)杖を前に出す。
3)杖に体重を乗せ、右足を出す。
4)左足を出す。
基本として「歩行補助具⇒苦手な足⇒強い足」の順で歩くので
1,2,3,と口で言うか、頭で数えて【3工程】の歩きを意識して下さい。
(詳しくはページ下部の動画を参照)
②歩幅とバランスの調整
歩行時には、自分に合った歩幅とバランスを調整することが重要です。歩幅は自然な感覚で、身体のバランスを保ちながら行うようにしましょう。また、歩行中には頭をまっすぐに保ち、背筋を伸ばすことも重要です。
③障害物の回避
歩行中に障害物がある場合、杖を使ってそれらを回避することができます。障害物に接近する前に、杖を使って少し寄り道をするか、障害物の周りを回ります。障害物を避ける際には、ゆっくりと動くことが重要です。
ロフストランド杖の使用方法は、個人の状況によって異なる場合がありますので、医療専門家や理学療法士のアドバイスを受けながら正しい使い方を学ぶことも重要です。適切な使い方により、安全かつ効果的な歩行補助を行うことができます。
長所と短所
長所
①高度な安定性
ロフストランド杖は、特殊なデザインと構造を持っており、通常の松葉杖やサイドケインに比べて高い安定性を提供します。クランプやストラップを使用して、手首に固定することで、よりしっかりとした支持が得られます。
②負荷の分散
構造上、耐荷重がトール、レギュラーは140kgプチは100kgと全体重をかけることも見込まれます。ロフストランド杖を使用することで、体重を支持点に均等に分散させることができます。これにより、足や膝への負荷を軽減し、歩行時の疲労感を軽減することができます。
③自由度の向上
ロフストランド杖は、手首に固定されているため、手や腕の負担を軽減しながら、自由に手を使うことができます。例えば、物を持ったり、手すりをつかんだりすることが容易になります。
④歩行パターンの改善
ロフストランド杖は、特に下肢の筋力や制御に制約のある人にとって、歩行パターンの改善を助けることができます。より自然な歩行をサポートし、バランスを保ちながら歩行することができます。
⑤高さ調節の柔軟性
ロフストランド杖には高さ調節機能が備わっている場合があり、身長に合わせて最適な高さに調節することができます。これにより、正しい姿勢を維持し、快適な歩行が可能となります。
ロフストランド杖は、高度な安定性、自由度の向上、歩行パターンの改善など、歩行補助具としての利点があります。個人の状況や制約によっては、他の歩行補助具と比較して適している場合もあります。
短所
①利用の制約
ロフストランド杖は、手首に固定する必要があります。そのため、手や腕に制約がある人や手の機能が制限されている人には利用が難しい場合があります。また、手首に負担をかけることが難しい人にとっても適さない場合があります。
②使用技術の要求
ロフストランド杖の適切な使用には、正しい手首の固定方法や歩行技術が必要です。適切な使い方を習得するまでに時間と練習が必要であり、初めての使用者にとっては学習曲線があるかもしれません。
③重さや持ち運びの制約
ロフストランド杖は、一般的な松葉杖やサイドケインに比べて重くなる場合があります。また、手首に固定するため、持ち運びや収納が容易ではない場合もあります。
ロフストランド杖は安定性や自由度の向上などの利点がありますが、手首の制約や使用技術の要求、重さや持ち運びの制約、高価な場合があるというデメリットもあります。個人の状況や制約によっては、他の歩行補助具が適している場合もあります。
注意点
①正しいサイズの選択
ロフストランド杖のサイズは、自分の身長や体格に合わせて選ぶ必要があります。杖が長すぎるとバランスが崩れやすくなり、短すぎると正しいサポートが得られない可能性があります。医療専門家や理学療法士に相談して、適切なサイズを選ぶことをおすすめします。
②正しい手の位置へのグリップ
ロフストランド杖を使用する際には、杖のグリップ部分を正しい手の位置に持ちます。手首を自然な角度で曲げ、指はグリップにしっかりと押し当てるようにします。正しいグリップは安定性を高めるために重要です。
③歩行時のバランスの確保
ロフストランド杖を使って歩行する際には、バランスを確保することが重要です。背筋を伸ばし、頭をまっすぐに保ちながら歩行するように心掛けましょう。また、足の動作も正確に行い、安定性を保つことが重要です。
④杖と足の同期
ロフストランド杖を使って歩行する際には、杖と足の動作を同期させることが重要です。杖と同じ側の足を前に出し、その後に杖を押しながら反対側の足を前に進めます。このように、杖と足を交互に動かしながら歩行を続けます。
⑤障害物への注意
歩行中に障害物がある場合、ロフストランド杖を使ってそれらを回避することができますが、慎重に行う必要があります。急な方向転換や障害物を乗り越える際には、バランスを失わないように注意しましょう。
まとめ
自分の力で歩くことはとても素晴らしいことです。今後も歩いて生活をしていくためには適切な道具を適切な設定で使用することが好ましいです。
『転ばぬ先の杖』のことわざのように、杖がなくとも歩けたとしても、体への負担軽減を図ることで、1年後、2年後も今の体の状態でいることが出来るということにもつながります。予防的な面でもロフストランド杖の使用を検討してみてください。
商品の仕様
●サイズ/幅50.5×奥行66×高さ83~89(無段階)cm、折りたたみ時:奥行25×高さ80cm、座面:幅36.5×奥行30cm、座面高:45cm
●車輪サイズ/前輪17×後輪17cm
●重さ/6.6kg
●バッグ容量/30L(後ポケット9L)
●積載荷重/15kg(後ポケット0.5kg)
●材質/本体:スチール、座面・袋:ポリエステル
●最大使用者体重/100kg
●標準機能/折りたたみ式、3WAYキャスター(360°・左右45°・固定)、背もたれ、ひじ掛け、座面・背クッション、手元ブレーキ、足元ストッパー、杖・傘置き付
●SGマーク取得商品
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・四点杖