アームフィット

アームフィットは、歩行補助具の一種で、腕で支える事が出来るタイプの補助具です。通常、アームフィットは前腕で支持されひじ掛けが付いています。

目的

アームフィットの主な目的は、腕の筋力や関節の制約を補うことです。

①安定性の向上

アームフィットは、肘掛けが装備されることで、歩行時の安定性を向上させます。腕をサポートすることで、バランスを保ちやすくなり、歩行中の転倒や転倒のリスクを軽減します。

②負担軽減

アームフィットは、腕や手首にかかる負担を軽減する役割を果たします。歩行時に体重を支える際に、手首にかかる負荷を分散し、疲労や痛みを軽減します。

③歩行パターンの改善

アームフィットは、肘掛けが装備されることで、適切な姿勢や歩行パターンを促進します。腕のサポートにより、正しい歩行動作を維持しやすくなります。

④自信の向上

アームフィットによって、歩行時の安定性や負担軽減が実感できるため、自信を取り戻す助けとなります。歩行補助具の使用によって、より自立した生活を送ることができるようになるでしょう。

使用方法

①サイズの選択

自分の腕のサイズに合ったアームフィットを選びます。アームフィットは肘掛けが装備されることで、腕にしっかりとフィットするように調整することができます。

②歩行時の使用

 歩行時には、アームフィットが腕をサポートするため、腕をしっかりとフィットさせながら歩行します。アームフィットが腕にしっかりと固定されていることを確認し、安定した歩行を心掛けましょう。

メリット

①腕のサポート

アームフィットは、肘掛を使用することで、腕の筋力や関節の制約を補う役割を果たします。歩行時に腕が安定されることで、バランスを保ちやすくなります。

②安定性の向上

アームフィットによって腕がサポートされることで、歩行時の安定性が向上します。腕のサポートにより、バランスを取りやすくなり、転倒や転倒のリスクを軽減することができます。

③負荷の軽減

アームフィットは、杖やシルバーカーと比較して手首にかかる負荷を軽減する効果があります。体重を支える際に、手首や手指にかかる負荷を分散し、疲労や痛みを軽減することができます。

④正しい姿勢の促進

アームフィットは、正しい姿勢を保つためのサポートを提供します。背筋を伸ばし、頭を上げた姿勢を促進することで、歩行時の姿勢の改善に寄与します。

⑤自信の向上

アームフィットによって、歩行時の安定性や負荷軽減の効果が実感できるため、自信を取り戻す手助けとなります。自立した歩行が困難な人にとって、アームフィットの使用は自己効力感や独立性の向上につながることがあります。

これらのメリットにより、アームフィットは上肢の筋力や関節の制約を抱える人々にとって有用な歩行補助具となっています。個人の状況やニーズに合わせて、適切なアームフィットを選び、正しい使用方法を学ぶことが重要です。

デメリット

①制限された範囲での使用

アームフィットは、腕のサポートに特化しています。そのため、腕の制約が主な問題の場合には有効ですが、他の部位や機能に対しては効果が限定される場合があります。また手の自由な使用や物を持つことが制限されることがあります。特に初めて使用する場合や支持が難しい場合には、指導やサポートが必要になることもあります。

②依存性の可能性

アームフィットの使用によって歩行が安定し、負荷が軽減されるため、一部の人はアームフィットに依存してしまう可能性があります。筋力やバランスの低下が起こる可能性があるため、適切なトレーニングやリハビリテーションが必要となります。

③心理的な影響

歩行補助具の使用は、一部の人にとって心理的な負担となる場合があります。自身の身体的な制約を認識することや、周囲の目線に対する不安など、心理的なストレスを感じることがあるかもしれません。

これらのデメリットは、個々の状況やニーズによって異なる場合があります。アームフィットを使用する際には、専門家の指導やアドバイスを受けながら、適切な使い方と管理を行うことが重要です。

注意点

正しい姿勢

歩行時には、正しい姿勢を保つことが重要です。アームフィットは姿勢をサポートする役割も果たすため、背筋を伸ばし、頭を上げた姿勢で歩行するようにしましょう。

トレーニングと習慣化

初めて使用する場合や長時間の使用に慣れていない場合は、最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。また、アームフィットの使用を習慣化することで、より効果的な歩行補助が得られます。

アームフィットの正しい使用方法を学ぶためには、専門家や販売業者からのアドバイスや指導を受けることがおすすめです。個々の状況に合わせた適切な使い方を確認し、安全かつ効果的な歩行補助を行いましょう。

商品

●サイズ/幅55×奥行60×高さ75〜100cm、折りたたみ時:幅55×奥行33×高さ76cm、座面:幅37×奥行27cm、座面高:47cm、ハンドル内幅:28〜42cm(肘置きを立てた時)

●車輪サイズ/前輪20×後輪15cm

●重さ/約8.5kg

●材質/本体:アルミ、バッグ:PVC、その他:PVC・ナイロン

●最大使用者体重/100kg

●バッグ積載荷重/2kg

●生産国/日本

●標準機能/折りたたみ式、ハンドル高さ調整(7段階/4.2cmピッチ)、前輪キャスター(360°)、サイドブレーキ、フロントブレーキ(駐車ストッパー)、ひじ掛け角度調整(2段階)

●SGマーク取得商品

・通常の使用も、ひじを置いて前傾姿勢も可能。楽に歩行できます。

・ハンドルの高さが75〜100cmまで調節できます!

・特殊ウレタン成型で肘にフィット。

・ひじ置きの幅を最大5cm調整可能(2段階調整)。

・速度調整機能付き。

・ワンタッチ折りたたみ機能。