着衣エイドと言うと、着るときだけに使う補助具、と思いがちですが、 元々アメリカでのドレッシングエイド(Dressing Aid)という名称からそのまま着衣エイドと名前を付けたものです。
実際はカーテンを引いたり、物を引っかけて取ったり、という役目も果たす道具です。
「押す」動作にも使えるので、靴を脱ぐ、スイッチを押す、などにも利用できる優れものです。後ろ側にも小さいフックが付いているので、引っかける場所があれば、つるしておけます。身体の制限や障害を持つ人々が自分自身で衣服を着脱するのを助けるための補助具です。ドレッシングエイドは、特に手の動きや筋力に制限のある人々にとって役立ちます。ドレッシングエイドは、自立した日常生活を送るために重要な役割を果たします。特に高齢者や身体障害者、リハビリテーションを必要とする人々にとって、自分自身で衣服の着脱ができることは、尊厳や独立性を保つ上で重要な要素です。
目的
①自己衣服着脱の支援
ドレッシングエイドは、身体の制限や障害を持つ人々が自分自身で衣服を着脱するのを支援します。例えば、手の動きや筋力に制限のある人々や、高齢者にとって、衣服の留め具やファスナーを操作するのは困難な場合があります。ドレッシングエイドを使用することで、留め具やファスナーを簡単に操作することができます。
②自立した日常生活の促進
ドレッシングエイドは、自立した日常生活を送るために重要な役割を果たします。衣服の着脱ができることは、個人の尊厳や独立性を保つ上で重要です。ドレッシングエイドを使用することで、自分自身で衣服の着脱を行うことができるため、日常生活の自立を促進することができます。
③リハビリテーションの支援
ドレッシングエイドは、リハビリテーションの一環としても使用されます。怪我や手術、疾患などで一時的に手の動きや筋力が制限されている場合、ドレッシングエイドを使用することで、自己衣服着脱のトレーニングやリハビリテーションを行うことができます。
④介護者の負担軽減
ドレッシングエイドを使用することで、介護者の負担を軽減することができます。身体の制限や障害を持つ人々が自分自身で衣服の着脱ができるようになれば、介護者はその時間と労力を他のケアやサポートに集中させることができます。
使用方法
①ボタンを留める場合
ドレッシングスティックの先端をボタンの穴に差し込み、スティックを使ってボタンを留めます。
②ジッパーを上げ下げする場合
スティックの先端をジッパーの引き手に引っ掛け、スティックを使ってジッパーを上げ下げします。
③留め具を掴む場合
フックを留め具に引っ掛け、フックを使って留め具を掴んで引っ張ります。
④ファスナーを引っ張る場合
フックをファスナーの引き手に引っ掛け、フックを使ってファスナーを引っ張ります。
⑤衣服をつかむ場合
グリップを衣服のつかむ部分に差し込み、グリップを握って衣服をつかみます。グリップには滑りにくい素材やテクスチャーが施されているため、しっかりと衣服をつかむことができます。
⑥靴下を履く場合
ドレッシングソックを広げ、足を袋の中に入れます。足を入れたら、ドレッシングソックを引っ張って靴下を足に合わせます。その後、ドレッシングソックを引き抜いて足から外します。
製品の取扱説明書をよく読み、正しい使用方法や注意事項を守ることが重要です。また、初めて使用する場合は、介護者や専門家の指導を受けることをおすすめします。
メリット
①自己衣服着脱の支援
ドレッシングエイドは、身体の制限や障害を持つ人々が自分自身で衣服を着脱するのを支援します。留め具やファスナーを操作するのが難しい場合でも、ドレッシングエイドを使用することで独立して衣服を着脱できます。
②自立した日常生活の促進
ドレッシングエイドを使用することで、自己衣服着脱が可能になります。自分自身で衣服の着脱ができることは、個人の尊厳や独立性を保つ上で重要です。ドレッシングエイドの使用により、自立した日常生活を送ることができます。
③介護者の負担軽減
ドレッシングエイドを使用することで、介護者の負担を軽減することができます。身体の制限や障害を持つ人々が自己衣服着脱ができるようになれば、介護者はその時間と労力を他のケアやサポートに集中させることができます。
④リハビリテーションの支援
ドレッシングエイドは、リハビリテーションの一環としても使用されます。怪我や手術、疾患などで一時的に手の動きや筋力が制限されている場合、ドレッシングエイドを使用することで、自己衣服着脱のトレーニングやリハビリテーションを行うことができます。
⑤快適な衣服着脱のサポート
ドレッシングエイドは、留め具やファスナーを簡単に操作するための補助具です。これにより、衣服の着脱がスムーズに行えるため、快適な着用感を得ることができます。
以上のようなメリットがあり、ドレッシングエイドの使用は、自立した日常生活を送るために役立つと言えます。個人の状況やニーズに合わせて、適切なドレッシングエイドを選ぶことが重要です。
デメリット
①依存心の増加
ドレッシングエイドを使用することで、個人が自己衣服着脱を行う能力が低下する可能性があります。長期間にわたってドレッシングエイドに頼ってしまうと、自己衣服着脱の能力が退化する可能性があります。
②制限された使用範囲
ドレッシングエイドは特定の留め具やファスナーに対応しているため、使用範囲が限られることがあります。留め具やファスナーの形状やサイズによっては、ドレッシングエイドが使用できない場合もあります。
③慣れるまでの時間と努力
ドレッシングエイドを使用するためには、最初は使い方を覚える必要があります。特に手先の動きや協調性に制限のある人々にとって、ドレッシングエイドの操作は時間と努力を必要とするかもしれません。
これらは一般的なデメリットの一部ですが、個人の状況やニーズによっては異なる場合もあります。ドレッシングエイドの使用を検討する際には、利点とデメリットをバランスさせ、個人の状況に最適な選択をすることが重要です。
注意点
①適切な使用方法を確認する
ドレッシングエイドは、正しい方法で使用することが重要です。製品の取扱説明書や専門家の指導に従い、適切な使用方法を確認してください。
②補助具の選択とフィッティング
ドレッシングエイドを選ぶ際には、個人の状況やニーズに合った補助具を選ぶことが重要です。また、補助具のフィッティングも適切に行う必要があります。補助具が正しくフィットしていない場合、効果的なサポートが得られない可能性があります。
③安全性の確保
ドレッシングエイドを使用する際には、安全性に留意する必要があります。補助具が壊れていないか、留め具が適切に機能しているか、しっかりと確認してください。また、補助具を使用する際には、けがや事故を防ぐために慎重に行動することが重要です。
④適切な清潔保持と保管
ドレッシングエイドは衣服と直接接触するため、清潔な状態を保つことが重要です。定期的な洗浄や消毒を行い、清潔に保ちましょう。また、補助具の保管も適切に行い、破損や紛失を防ぐようにしましょう。
⑤使用時の快適性を確保する
ドレッシングエイドを使用する際には、使用者の快適性を確保することも重要です。補助具が窮屈で痛みや圧迫感を引き起こしていないか、確認してください。必要に応じて、柔軟性や調整可能性のある補助具を選ぶことも考慮してください。
これらの注意点を守りながら、ドレッシングエイドを使用することで、より安全かつ効果的に自己衣服着脱をサポートすることができます。個人の状況やニーズに合わせて、適切な使用方法と注意点を守るようにしましょう。
商品
●サイズ/長さ約69cm
●重さ/約120g
●材質/シャフト/木、ヘッド/スチール(ビニールコーティング)